原田鋼業は、薄中鋼板(うすちゅうこうはん)、特殊鋼板を中心に加工・販売を行っているコイルセンターです。取り扱い品種、数量は西日本有数の規模となっています。
母材コイルはレベラーで平坦な定尺シートに切り出したり、シャーリングでさらに小さな鋼板に精密加工します。スリッターで幅の狭いコイル(フープ)にも加工します。
これらの鋼板加工に加えて、倉庫・運輸機能、スチールラックをはじめとする物流機器の企画施工まで、トータルサービスをご提供できるのが強みです。
お客様の様々なご希望にきめ細かくお応えいたします。 多品種、小ロット、短納期の鋼板加工・販売もお任せ下さい!
原田鋼業では酸洗、冷延、各種メッキ、ステンレス等、薄中鋼板のレベラーシャー、スリット、シャーリングの加工と鋼材の流通を手掛けています。必要な時、必要な所に、必要なだけ納めるジャストインタイムの発想で、鋼板加工・流通をトータルサービスで支援いたします。
鋼種 | 代表規格 | 用途 |
普通鋼 | SPHC-P、SPCC-SD、SECC、SEHC、SGHC、SGACC、SGAHC、SGCC | 産業機械、建設機械、自動車用部品、建材、鋼製家具、農業用機械 ...etc |
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特殊鋼 | SK2~SK7、S35C~S55C S30CM~S75CM、SCM415~SCM445 |
自動車部品、機械部品、各種工具 |
その他 取扱品目 |
各種クロムフリー鋼板、ステンレス、角パイプ、アングル、FB、パンチングメタル ...etc |
ISO9001:2015
本社、札幌支店、東京支店、東海支店
大阪支店、福山支店、福岡支店
自動車、冷蔵庫、システムキッチン、等など。
私たちの身のまわりには薄くて丈夫な鋼(はがね)の板でできた製品がたくさんあります。この鋼板の元は鉄鋼メーカーで作られているのですが、そこでは巨大なトイレットペーパーのような状態で出荷されます。これをコイルと呼び、重さは10t~25t程度あります。
コイルのままでは大きすぎるので、適切なサイズの板に切り出したり、色々な加工を行ってから自動車や電機等のメーカーに渡るようにすると効率よく製品を作ることができます。この役割を担うのがコイルセンターです。
コイルを所定の寸法に切断します。巻き取られたコイルの形状を整え、正確かつ効率よく切断するには、実は極めて高度な技術が求められます。日本のコイルセンターの加工技術は世界トップクラスであり、日本のものづくりの基礎を支える重要な役割を担っています。
コイルや製品の在庫保管を行うことで、需要と供給のギャップを調整します。自動車メーカーなどで有名なかんばん方式は、コイルセンターの在庫機能なしに成立しません。ジャストインタイムと呼ばれる効率的な供給を実現する、重要な機能の一つです。
末端の需要家の小口注文を集約することで、鉄鋼メーカーの注文ロットに対応させています。鉄鋼メーカーで製造されるコイルは、通常10t以上にもなり、小口の需要家が単独で購入/加工できる量ではありません。コイルセンターによって流通がスムースになります。
コイルセンターでの加工精度維持はもちろん、他にもコイルに混入する部分的な欠陥の除去等も行います。鉄鋼メーカーでコイル不良部を逐一切断するのは効率が悪いため、微細な欠陥はそのまま出荷されるのが通例です。この品質を維持・管理する機能を持ちます。
鋼(はがね、こう、Steel)とは鉄を主成分とした合金のことで、鉄の持つ性能(強度、靭性、磁性、耐熱性など)を人工的に高めたものです。高炉から生まれる銑鉄には炭素分が多く含まれており、粘りがなく、もろいため工業製品には適しません。このもろさの原因となる炭素、リン、硫黄などの不純物を取り除くことで、粘りのある強靭な鋼(はがね)となるのです。鋼でできた材料を鋼材(こうざい)、板状の鋼材を鋼板(こうはん)と呼びます。 日常生活の中で私たちが、利用している鉄鋼製品のほとんどは、鋼(はがね)から作られています。